Ragu alla Lucana @ Lincontro |
2015年7月24日金曜日
Ragu alla Lucana ボロネーゼじゃありません。
2015年7月22日水曜日
Leave the gun. Take the cannoli.
torte al cioccolato @Lincontro |
マリオ製は食べちゃいました。一番似てる写真。 |
Eat it!! Don |
Cannoli屋さんのトラック 例のセリフに注目 |
2015年7月19日日曜日
Aglianico del Vulture
Aglianico del Vulture ブドウ |
バジリカータの固有種は赤
Aglianico del Vulture
BasilicataでDOC DOCG 認定を受けているブドウ株はこれだけです。Potenzaの北 Vulture 火山の山麓で作られています。
Monte Vulture, Aglianicoのふるさと |
カルタゴの将軍ハンニバルは212 BCにローマ軍を破った後 Vultureのワインで傷を癒すため
兵をLucaniaに進めたと記されています。
テイストはフルボディータンニン強く酸性チョコやベリーの香り。
安価なものから1万円クラスのものまで
とにかくbasilicata wine といえば Aglianico del Vulture まずお試しを。
リンコントロのワインリストからAglianicoだけ抜粋すると さすがの品ぞろえ
*GRIFALCO
* Syntesi Aglianico del Vulture
*Cantina Di Venosa Vignali
*Canneto
*Sacravite
*Pipoli Aglianico Del Vulture
*Re Manfredi Aglianico Del Vulture
*Piano Del Cerro Aglianico
*ROINOS
赤は他にはAbruzzo州のMontepulcianoを置いています。
popular aglianico wines
数々の賞に輝くEubea ROINOS |
手頃な赤のvulture |
World Wide Wine-production
ワインといえばフランスが断トツと思っていませんか?
イタリアとフランスは常にワイン生産量で世界一を争っています。
単位はミリオンヘクトリッター(100万x100litter) 一億リットルです。
年間44.7億リットル ボトルにすると100億ボトル
イタリアはワイン大国 赤白生産比は3対1で赤。
下は実際にワインが生産されている地域を赤で示した地図です。
ワインは地球上のごく限られた緯度の地域でのみ作られていることがわかります
イタリアは国土全部で作られています。
リンコントロでは Basilicataを始め Puglia, Calabria, Sardinia 等南イタリアの田舎のワインから幅広く用意してくれています。
Campania, Sicilyは少し都会でズルいところがありマリオさんは信用していません。
イタリアとフランスは常にワイン生産量で世界一を争っています。
単位はミリオンヘクトリッター(100万x100litter) 一億リットルです。
年間44.7億リットル ボトルにすると100億ボトル
イタリアはワイン大国 赤白生産比は3対1で赤。
下は実際にワインが生産されている地域を赤で示した地図です。
ワインは地球上のごく限られた緯度の地域でのみ作られていることがわかります
イタリアは国土全部で作られています。
リンコントロでは Basilicataを始め Puglia, Calabria, Sardinia 等南イタリアの田舎のワインから幅広く用意してくれています。
Campania, Sicilyは少し都会でズルいところがありマリオさんは信用していません。
2015年7月14日火曜日
Carne, per favore!
Lombatina di vitello alla griglia |
リンコントロではお肉料理も当然多彩です。
牛肉は頬肉 すね肉 ロース(サーロイン)を最適に調理してくれます。
ここに紹介するのはバジリカータ名産のズッキーニやパプリカと炭火焼き。
塩加減 焼き加減だけの料理ですがだからこそ絶妙です。
丁寧にスライスするやり方はイタリアのBisteccaのお決まり。
Bistecca はグリルでなくフライパンとオーブンで仕上げることもあります。
この時はfritturaです。
フライパンではロースの脂肪を肉を立ててに焼いちゃいます |
写真の料理が食べられるのは
リンコントロ三島
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
ところで食材に火を通す方法がいろいろありますがイタリア語(おそらくフランス語でも)ではすべて別の動詞で表現されます。 日本には焼く蒸す茹でる揚げるぐらでしょうか。
焦がす bruciatura ブルチャトゥーラ
炎でアルコール分を飛ばす frambare フランバーレ
小麦粉を付けてバターで焼く mugnaia ムニャイア
弱火で長時間煮込む stufare ストゥファーレ
軽くゆでる affogare アッフォガーレ
表面を焼いて中まで火を通す frittura フリットゥーラ
鍋の中で混ぜながら加熱する saltare サルターレ
じっくり炒める sudare スダーレ
蒸気で蒸す vapore ヴァポーレ
砂糖を煮詰めてキツネ色にする caramellare カラメッラーレ
直火にかざして焼く grigliare グリッリアーレ
オーブンの中で焼く arrostire アッロスティーレ
表面にツヤや滑らかさを出す glassare グラッサーレ
油で揚げる frittura フリットゥーラ
串焼きする spiedino スピエディーノ
炎でアルコール分を飛ばす frambare フランバーレ
小麦粉を付けてバターで焼く mugnaia ムニャイア
弱火で長時間煮込む stufare ストゥファーレ
軽くゆでる affogare アッフォガーレ
表面を焼いて中まで火を通す frittura フリットゥーラ
鍋の中で混ぜながら加熱する saltare サルターレ
じっくり炒める sudare スダーレ
蒸気で蒸す vapore ヴァポーレ
砂糖を煮詰めてキツネ色にする caramellare カラメッラーレ
直火にかざして焼く grigliare グリッリアーレ
オーブンの中で焼く arrostire アッロスティーレ
表面にツヤや滑らかさを出す glassare グラッサーレ
油で揚げる frittura フリットゥーラ
串焼きする spiedino スピエディーノ
2015年7月11日土曜日
Classification of Italian cheese
各地で別の呼び名とわずかに異なる製法があるようですが
大きくは 材料と成熟法で分類可能
おおまかに北は牛(スイス的)南はヤギ羊で地中海的
エキゾチックなのはやはり南のチーズです。
下はバジリカータ産のチーズ集 出展はイタリアチーズ協会を改変
最初に紹介されているBurrino(-i)はBurataの親戚で 餡がricottaでなくbutterです。
Burro はイタリア語でバターの意
冷蔵庫がないときにバターをチーズ内で保存したのが原型だそうです。ウマソ
2015年7月10日金曜日
Formaggio senza formatus
BURRATA PUGLIESE, INSALATA con chicoria |
牛羊ヤギ等偶蹄目のミルクタンパク質caseinを凝固分離したもの
凝固は乳を乳酸菌で酸性化し 消化酵素rennetによるカゼインの切断で行われる。
英語でcheese 独語 Käse ともにラテン語 Caseus (チーズ)に由来。
ローマ時代には型に入れたcaseus formatus (formed cheeze)が発明されます。
ここからcaseus でなくformatusの方をチーズの意味にしたのが仏 formage 伊 formaggio
フランスやイタリアでは形を持たないフレッシュチーズのことでもformage/formaggio と呼ぶでしょうか?
イタリアチーズだけでも300種類以上
formless fresh cheeseの代表はMozzarera や Ricottaですが
リンコントロには大抵Burrataがあります。
Mozzareraでリコッタとクリームとの餡を包んだ Basilicata のお隣Puglia(プーリア)州の特産品
Mozzareraより日持ちがせず希少なため価格も高く
あまり普通のイタリアンではお目にかかりません。
ルカーナ料理のリンコントロではアンテパストミストの一品としても入れてくれます
上の写真のように一品でも。シェフお得意のオリーブと塩で楽しめます。
写真の料理が食べられるのは
リンコントロ三島
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
余談ですが チーズの主成分カゼイン 石油系の樹脂が出来る前は
植物系セルロイドと並ぶ動物系の樹脂として使われてました
今でも万年筆に使用されています
2015年7月5日日曜日
Bacala alla Lucana 実食
今日はいよいよ実食です。
昨日のスープ
オリーブ ジャガイモ パプリカ バッカラの粗
よく見ると貝も入ってる?
白身は
デュラモセモリナとフラワー
を衣にして
バージンオイルでフリットします
両者をcoccio (terracotta, 素焼き)で合わせて
オーブンで温め
セミドライのパプリカをトッピング
正統Bacala alla Lucana
完成です。
味はもちろんだけど
700年前のレシピと思うと
なるほどの味です。
敬虔なカトリックは
イエスが磔された
金曜日には肉食できないので
Fish DayDish として重宝され
非常に手間暇かかるので
それが復活祭やクリスマスイブだけになり
今や 風前の灯か
機会があれば話のタネにも
これが食べられるのはリンコントロ 三島のイタリアン
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
2015年7月4日土曜日
Bacala alla Lucana
マリオが作ってくれるのは Bacala alla Lucana
当然ルカーナ風です。
塩抜きしたニシンは
アラ(皮と骨ハラス)と肉を分離
アラを玉ねぎオリーブといっしょに煮込んでブロードに
バジリカータ名産のパプリカが入ります。
そして田舎者お決まりのジャガイモ
ポモドーロはトマトマン作を贅沢に投入
いつもの複雑なトマトスープの出来上がり
これで仕込みは終了 明日のお楽しみです
これが食べられるのはリンコントロ三島 三島のイタリアン
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
2015年7月1日水曜日
Have you tried Baccala ?
塩抜き中のBaccala 2日かかります |
今週はシェフがbaccalaを仕込んでくれてます。
初物好きは急いで予約!
Baccala は北欧から中世に伝えられた塩干しタラ。 身欠きにしんのようなもんでしょうか。
安い保存食としてイタリア全土の山間部に広がり、多様な地方料理として根付いたようですref。
今でもクリスマスイブの代表料理のひとつ 復活祭に食べる習慣も
塩抜きの後 皮と小骨を丁寧に取り除いて地方色のある料理に仕立てられます。
さてルカーナ地方の調理法とは?
ちなみに北イタリア風調理法の代表はBaccalà alla vicentina
Venice の近くの古い街Vicenza風という意味
ミルクで戻しPolentaと合わせるローマ時代の料理
やはり牛乳牛肉 スイス風ですね。
伝統を守る組合もあるようです
http://baccalaallavicentina.it
ここまでくると食文化研究家用?
これが食べられるのはリンコントロ三島
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
2015年6月28日日曜日
illy? Lavazza? NO KIMBO
Design by Arvid Hausser |
日本でも普通に飲まれるようになったエスプレッソ。
リンコントロではエスプレッソ発祥の地ナポリにならって
KIMBOを主体にillyも使った自家製miscela(ブレンド)
そしてマシンはCIMBARI を選んでいます。
そもそも火山地帯で地下水に電解質が多い南イタリアではドリップではコーヒーが十分に抽出できません。
そこで生まれたのがエスプレッ ソ。
北では一日1-2杯 南では朝 昼 晩の食事とその間に必ず5-6杯は飲むそうです。
リンコントロのある三島は富士山の裾野 湧水で有名な柿田川の近くです。水は当然イタリアと同様の硬水。 ナポリ風にどんどんエスプレッソをいただきましょう。
今日はKIMBOのブレンドをアフォガードで |
これが食べられるのはリンコントロ三島 三島のイタリアン
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
2015年6月26日金曜日
There is no such a thing like an italian food
Antoine Corbineau さんのポスターの部分 販売中 |
個性が強く多様なのでひとつにくくることはできないってことでしょうか。
食材やワイン 料理同志も一緒に育まれる文化なので 単品ごちゃまぜより
郷土料理にこだわるほうがおいしいというわけです。
確かにそばには馬肉かいたわさでビールより酒ですね。
しばしばフードマップで表現されるイタリアンバラエティ
人気のイラストレーターCorbineauさんの作品からルカニア部分のご紹介です。
全イタリアのはレジェンドのリンクから購入可能。
バジリカータにはカチョカバッロ はちみつ 羊。 タラーリ オリーブ はプーリア
カラブリアにはプレスしたサラーミ Marmellata はママレードの事です。屑肉でつくる辛いスプレッドのN'duja そしてなんといってもpeperoncini。
そういえばオオカミにヤラレタ羊をもったいないので
土鍋で煮込んで 食べる話を聞いたことがあります。 貧しい地方ならでは。
食後のワインにレーズンナッツチーズ |
食後のワイン用にナッツやブルスケッタにはちみつをかけたのを時々作ってくれます。あのはちみつはバジリカータで調達したものだそう。 羊肉は日本で気に入るものが手に入ったら時々作ってるようです。
これが食べられるのはリンコントロ三島
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
2015年6月25日木曜日
Sardinia Bianco con Tuna e pistaccio
ワイン商のお友達が商談に来店 |
扉をあけるとイタリア語。
ワインのインポータ Ernesto さんがサルディニア島のワインを紹介に来店。
島のワインということで
シシリアのマグロのピスタチオ焼きをあてに進めます。
Ernesto 満点の評価。
日本の人には塩が強いかも
イタリア人には抜群だそうです。
料理バカは日本人好みにはいたしません。
Ernestoはローマ出身。だけど両親はカラブリアとカンパーニャ なんだsudじゃん
ローマのほうがおいしいもの教えてくれました。
ビンチョウマグロのフィレにピスタチオ |
日によってアンティパストミストでいただけます。 |
レシピ: 塩をしたマグロにオイルで
クランチしたてのピスタチオをまぶし
ガーリックとオリーブオイルのフライパン
少し火を通すと出来上がり
簡単で不思議なくらいおいしい
カツオの時期にはカツオでやってくれます
肝心のワインはCala di Seta
calasetta はサルディニア島のおまけみたいな小さな島の街の名前
同名のホテルもあります。
今日はグラスワインにこれ使うはずだったのに 連れと二人で飲んじゃいました
もう一本!
さっそく私もいただきました。 バジリカータ産よりミネラル多い |
これが食べられるのはリンコントロ三島 三島のイタリアン
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
2015年6月22日月曜日
カルボナーラはグアンチャーレで
田舎ではこんな風に売ってますby Nevertime |
マリオさんに何か料理にしてとお願いしたら
即答でカルボナーラ。
ルカーナ料理でないのでメニューにはないですけど、頼めば誰にでも作ってくれます。
こういうとこが料理バカ。
出来るものは何でもメニューにかけばいいのに
イメージでお願いするとなんでもやってくれます。
日本のお客さんは控えめだからなー。
頬肉の塩漬けグアンチャーレ |
確かに脂肪が多く とろける触感です。
リンコントロのカルボナーラ 南じゃないけどリクエスト可能 |
こだわり卵黄とペコリーノロマーノにスパゲッティを加えて そぼろ卵にならないようにはいできあがり。 胡椒は控えめ絶品です。 また食べよ。
これが食べられるのはリンコントロ三島
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
Salumology
Salumi (Cured pork, preserved meat, delicatessen meats, ハムソーセージ)
はカテゴリー名で塩漬け保存加工された畜肉のことです。
肉は圧倒的に豚が中心です。
cured-beef といえばBeef jerky, Corned beef とPastrami くらい あまりうまくない
牛の豊富なカウボーイと戒律上豚が食べれない人の食べ物の印象
赤い筋肉はcureに向かないという法則があるようです。 牛羊豚鳥順
魚でも赤身は干物にしませんね。鰹節は? 赤白問題はいずれまた。
豚肉の部位
ロース バラ フィレ それぞれどの部位かご存知でしょうか?
部位別にいろいろなsalumiがあるのでまず部位を復習
ロース, Loin, 腰肉、external and internal oblique muscle
フィレ:Fillet, tender loin (beef), ileopsoas muscle,
リブ, rib, 肋間筋、intercostal muscle
バラ、belly, 腹直筋 rectus abdominalis
モモ: Leg, ham, 大腿筋 quadriceps and hamsstring muscle
尻: Butt, 臀筋 gluteus muscle
肩背中: Shoulder Butt, multiple muscles such as spinous, rhomboid
肩腕: Shoulder, multiple muscles such as deltoid, bicheps brachii, tricheps...
頬 (豚トロ) masseter muscle
項部(背首): Nucha, nape
特にfilletは腸の後ろ腰椎の前面から骨盤内を経て大腿骨につくinner mucle
触れない見たことないのでピンとこないはず。
かつてイタリアの山村でもフィレやロース等は生肉として貴族に売って換金し
残りのバラや肩や尻 モモや足等の肉を自家用保存食としたのがsalumiの始まり
Agingによって筋繊維が消化されアミノ酸のうまみが生じます
キュアリング(保存加工)
塩漬けによる脱水と細菌の抑制は必須で共通
長期保存には保存中のコンタミや過度の脱水を防ぐ被膜形成が必要です。
塩漬け
ドライキュア: Salting 粗塩を表面に擦り込み樽に寝かせる
ウエットキュア: Biring 飽和塩水につける、スプレイする、注射針、血管からの潅流 等
使用する塩はかつては海の塩だけでしたが
硝石を加えることで発色し嫌気性菌の抑制効果が見いだされ
近年では食塩に亜硝酸塩を加えるのが普通になっています。
被膜
ケーシング:腸につめる 膀胱を使用することも
カビをつけて表面を変性硬化させる
スモーク:表面に植物由来の樹脂をコートする
そのままにする (被膜なし)
大きな組織をそのまま使うもの
プロシュートクルード(パルマ): モモ 海の塩 で塩漬けし 洗ってから冷暗所につるす
クラテッロ:(パルマ近郊) 臀筋 塩漬け 膀胱でケーシング 冷暗所で熟成 カビ
パンチェッタ(カラブリア):バラ 塩漬け 熟成乾燥 燻製するとアッフミカータ
グアンチャーレ (ウンブリア): 頬 塩漬け 熟成乾燥 カビ
スペック モモ 塩漬け 燻製
コッパcoppa, capocollo 項部筋肉 塩漬け 大腸 熟成
ラルド 背部脂肪 塩とハーブ 大理石の漕でセミウエット
筋肉を腱等とミンチにして塩漬けし、脂肪片、各種スパイス等で味付けしケーシング
ソーセージ
salame: ドライソーセージ=サラミ(乾燥させて熟成する保存食)フェネルシードは絶対
salsiccia: フレッシュソーセージ:新鮮なうちに焼く煮る等加熱調理して食す
soppresata: セミドライソーセージ 特にbasillicata と toscany では違うものを指すので注意 一般的にsoppresataと呼ばれているものは マリオさんはpesante と呼ぶようです。またの機会に。
皮下脂肪の香草塩漬け Lardo (ラルド)も高級食材です。 ピザによし ブルスケッタによし。冬には仕入れてくれてます。
はカテゴリー名で塩漬け保存加工された畜肉のことです。
肉は圧倒的に豚が中心です。
cured-beef といえばBeef jerky, Corned beef とPastrami くらい あまりうまくない
牛の豊富なカウボーイと戒律上豚が食べれない人の食べ物の印象
赤い筋肉はcureに向かないという法則があるようです。 牛羊豚鳥順
魚でも赤身は干物にしませんね。鰹節は? 赤白問題はいずれまた。
豚肉の部位
ロース バラ フィレ それぞれどの部位かご存知でしょうか?
部位別にいろいろなsalumiがあるのでまず部位を復習
カナダ農水省資料 |
ロース, Loin, 腰肉、external and internal oblique muscle
フィレ:Fillet, tender loin (beef), ileopsoas muscle,
リブ, rib, 肋間筋、intercostal muscle
バラ、belly, 腹直筋 rectus abdominalis
モモ: Leg, ham, 大腿筋 quadriceps and hamsstring muscle
尻: Butt, 臀筋 gluteus muscle
肩背中: Shoulder Butt, multiple muscles such as spinous, rhomboid
肩腕: Shoulder, multiple muscles such as deltoid, bicheps brachii, tricheps...
頬 (豚トロ) masseter muscle
項部(背首): Nucha, nape
特にfilletは腸の後ろ腰椎の前面から骨盤内を経て大腿骨につくinner mucle
触れない見たことないのでピンとこないはず。
かつてイタリアの山村でもフィレやロース等は生肉として貴族に売って換金し
残りのバラや肩や尻 モモや足等の肉を自家用保存食としたのがsalumiの始まり
Agingによって筋繊維が消化されアミノ酸のうまみが生じます
キュアリング(保存加工)
塩漬けによる脱水と細菌の抑制は必須で共通
長期保存には保存中のコンタミや過度の脱水を防ぐ被膜形成が必要です。
塩処理の方法 |
塩漬け
ドライキュア: Salting 粗塩を表面に擦り込み樽に寝かせる
ウエットキュア: Biring 飽和塩水につける、スプレイする、注射針、血管からの潅流 等
使用する塩はかつては海の塩だけでしたが
硝石を加えることで発色し嫌気性菌の抑制効果が見いだされ
近年では食塩に亜硝酸塩を加えるのが普通になっています。
被膜
ケーシング:腸につめる 膀胱を使用することも
カビをつけて表面を変性硬化させる
スモーク:表面に植物由来の樹脂をコートする
そのままにする (被膜なし)
大きな組織をそのまま使うもの
プロシュートクルード(パルマ): モモ 海の塩 で塩漬けし 洗ってから冷暗所につるす
クラテッロ:(パルマ近郊) 臀筋 塩漬け 膀胱でケーシング 冷暗所で熟成 カビ
パンチェッタ(カラブリア):バラ 塩漬け 熟成乾燥 燻製するとアッフミカータ
グアンチャーレ (ウンブリア): 頬 塩漬け 熟成乾燥 カビ
スペック モモ 塩漬け 燻製
コッパcoppa, capocollo 項部筋肉 塩漬け 大腸 熟成
ラルド 背部脂肪 塩とハーブ 大理石の漕でセミウエット
筋肉を腱等とミンチにして塩漬けし、脂肪片、各種スパイス等で味付けしケーシング
ソーセージ
salame: ドライソーセージ=サラミ(乾燥させて熟成する保存食)フェネルシードは絶対
salsiccia: フレッシュソーセージ:新鮮なうちに焼く煮る等加熱調理して食す
soppresata: セミドライソーセージ 特にbasillicata と toscany では違うものを指すので注意 一般的にsoppresataと呼ばれているものは マリオさんはpesante と呼ぶようです。またの機会に。
皮下脂肪の香草塩漬け Lardo (ラルド)も高級食材です。 ピザによし ブルスケッタによし。冬には仕入れてくれてます。
ラルドスライス |
ラルドのブルスケッタ |
Salumi Salumi
リンコントロの前菜盛り合わせから 生ハムメロン |
ちなみにリンコントロではサルーメはLEVONIからの仕入れで下手なサルメリアより種類も豊富。 ハンディーなスライサーの調整にも余念がなくとろける薄さにスライスしてくれます。
日本レボーニのブタ店長?のブログにもマリオさん登場してます。
リンコントロ自家製のサルシッチャ 絶品 |
それもそのはずシェフの田舎カンチェラーラ村では毎夏村総出で昔ながらのやり方でソーセージ作りをするsalsiccia festivalが開催されます。 これについてはまた後程詳しく。
畜肉由来の塩漬け保存食は英語ではcold cut meat, deli meat, cured meat等と呼ばれ, 欧米で使用されるのは殆ど豚肉です。イタリアではSalumi
イタリアの各地方にはそれぞれ伝統的なSalumiがあり、外食では各種の塩漬け豚肉(一般名称はSalume 複 salumi) サルーメ をいただくのが楽しみです。
それぞれ材料の部位と加工法を知ってるだけで味も少し変わるかもしれません。
Salumiの種類は 動物の種類x肉の部位x保存方法 の数だけのバラエティーが可能ですがそのうちのいくつかが実在します。
日本で食べれれるのは
リンコントロ三島
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/
http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/
2015年6月20日土曜日
バジリカータって?
州都Potenza近郊の村 丘に張り付く |
近年では1950年代から、ラットゥアーダ、パソリーニ、ロイ、ロージ、トルナトーレ、ギブソンなど、有名な映画監督や作家が、この地をロケ地にして数多くの名作を世に出しています。中でもメルギブソンが描いたキリスト受難の物語「パッション」(2002)は記憶に新しい。ゴルゴダの丘がここだったとは。
バジリカータには地中海に面した海岸もありますが大半は山岳と丘陵地帯で、豊かな自然に恵まれ農畜産物やワイン等食材も有名。シェフのマリオはPotenza近くの山村 カンチェラーラ生まれ。毎夏休暇をとって帰郷してはおみやげと活力を仕入れてきます。
産業革命に乗り遅れた南イタリアの人々は、19世紀末のイタリア統一以降圧政に苦しみ海外の労働力市場に向け多くの人々が移民したため世界で活躍する有名人も多数。 製造業の少ない南イタリアでは現在も昔ながらの半自給自足生活が守られ、それが幸いしてオーガニック食材や有機ワインを中心にしたアグリツーリズムの中心になっています。
グーグルの補完ワード やはりグルメ地方ってこと |
バジリカータ産の食材 これが食べられるのはリンコントロ三島 http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220501/22021553/ http://r.gnavi.co.jp/4nmhupvz0000/ |
有名なマフィア構成員ラッキールチアーノの本名はSalvatore Lucania シシリーの前はLucania (Basilicata)に住んでいたのかも。 シェフも当然マフィア映画は見逃していません。
イタリア政府観光協会/バジリカータ: http://visitaly.jp/travel/basilicata
There is no such thing as an italian food:
http://www.lapiccolafontana.com/theres-no-such-thing-as-italian-food/
リンコントロへようこそ
オリジナルの商標 |
天使の足元にLucana |
Lincontroはベテランシェフ マリオとバミが考える理想のトラットリアです。
田舎と同じ料理を出して 生活できるだけの収入を得ることが彼らの理想。
商標のエンジェルはマリオのファミリーネームアンジェリッタにちなんで。
天使の足元にある Gastronomia Lucana とは ルカニア地方の美食学 という意味です。
普通のイタリアンでは物足らぬ飽食家、
シェフのお爺さん 当然ファシスト党でした |
正統の調理法に興味のある料理好き
店中が和気あいあいのトラットリア好き
本格イタリアワイン好き
そんな人々に向けて
妥協を知らない料理バカのマエストロが本格南イタリア家庭料理を南イタリアの空気(欧州+ギリシア&トルコ臭も)と一緒にお届けします。 料理は本格でも 値段は手ごろです。
お客さんにも個性人が多く箱根近辺の農園の方やオーベルジュの方等のほか都内からの遠征の方も。 和気あいあいのにぎやかなお店です。
次回以降予定の話題
日本はイタリアン大国?
マリオの故郷バジリカータって?
日本のエスプレッソってどう?
Salumi どれだけ知ってます?
サルシッチャ祭りは最有名
スライサーも調整でとろけるプロシュート
ラルドってたべたことある?
アンチパストで満足
プロシュートのすねで
ドライパスタは南じゃない
オリーブ量り売り
バジリカータワイン
赤白どっち?
パスタはオイル?トマト? 肉?魚?
Sarciccia (sausage)はくず肉か?
フリッタータを知ってるか?
L’INCONTRO GASTRONOMIA LUCANA
ジャンル:イタリアン
アクセス:伊豆箱根鉄道駿豆線三島広小路駅 徒歩2分
住所:〒411-0856 静岡県三島市広小路町11-25(地図)
周辺のお店:ぐるなび 三島×イタリアン(イタリア料理)
情報掲載日:2015年6月29日
登録:
投稿 (Atom)